無財の七施。
この言葉は、仏教の教えにあるものです。
「与えよ、さらば与えられん」とか「先にgiveをするからtakeしてもらえるんだ」というようなニュアンスの言葉は昔からありますが、自分が人に与えられるものが果たしてあるのか?と考えたことはありませんか。
そんな心優しいあなたにこそ伝えたい教えが「無財の七施」です。
七施というからには7つあります。
そして"無財"です。お金は不要で、誰にでもできることです。心の持ちようが重要です。
①和顔施(わがんせ)
笑顔のことです。笑顔というのは、相手に安心感や心地良さを与えます。コストは0で費用対効果は抜群です。
②眼施(がんせ)
まなざしのことです。相手に優しいまなざしを向けることであり、相手の話をよく聴くということを意味します。誰もが、自分の話を聴いてくれて嫌な気はしないですよね。
③言辞施(げんじせ)
感謝の言葉のことです。ありがとうという言葉には強い力があります。相手の存在を認め、感謝する気持ちが大切です。
④心施(しんせ)
真心を尽くすということです。相手のために誠意を尽くすという態度が、相手に力を与えます。
⑤身施(しんせ)
すぐに行動するということです。相手のために身体を動かすというのは、思いやりの精神です。
⑥座施(ざせ)
席を譲るということです。席に限らず、「どうぞ」と譲れる優しさですね。
⑦屋施(おくせ)
宿を貸すということです。今のご時世にそんなシチュエーションはありませんが、人が困っていれば助けてあげるということです。
人はこのように、態度や言葉、行動によって、多くのものを与えることができます。
そして、それはきっと大きくなって自分に返ってきます。
笑顔と感謝の心で、あなたの大切な人に接してみてください。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
人は、見た目が9割。
刺激的なタイトルですが、本当のことだと思います。
人の第1印象は6秒で決まると言います。
6秒で何を見てると思いますか? 見た目ですよね。
道を聞くとき、どんな人に声をかけますか? 優しそうな人を選びますよね。
その優しそうというのは何で判断していますか? 見た目ですよね。
つまり、タイトル通り、人は見た目が9割なんです。 以上!
とは言うものの、これは別に「イケメンじゃないと人生負け組」とか「美人じゃないと人生ハードモード」と言いたいわけではありません。見た目の内訳はたくさんあるからです。
例えば、清潔感、身だしなみ、姿勢、目の輝き、立ち居振る舞い、表情、etc...
大切なことは、"自分にできることをしているかどうか"だと思います。
「俺は人の視線なんて気にしないからこれでいいんだ」なんて言っていると、その見た目であなたという人間が値踏みされてしまう可能性が高くなります。
あなたの本当の魅力を分かってもらうためにも、できる努力はした方がいいと思いませんか?
ここでひとつ、好きな言葉を紹介します。
「顔は、30まで親の責任 30からは自分の責任」
30までって結構あるよ!って思う人もいるかもしれませんが、30歳を越えると、生き様や性格が顔に表れると言います。
実際、意地悪な人は意地悪な顔をしていますし、優しい人は柔和で親しみのある顔をしていますよね。
結論は、人は見た目で9割判断されがちだけど、その9割は自分の努力で変えられるよ!というお話でした。
お互い、いい顔作っていきましょうね!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
迷った時は、楽しい方を選べ!
これは妻が教えてくれた言葉です。
同棲するために賃貸を探しているとき、まぁまぁ不便だけど面白い家がありました。(居住スペースは3階だが、お風呂は4階にあって露天風呂みたい、そしてルーフバルコニーがめちゃでかい)
僕はそこが気に入りながらも、さすがにクセが強い物件なので妻の賛成は得られないと考えていました。
その後、物件をたくさん見て悩んでいるときに妻が発した言葉が「迷った時は楽しい方にしよう!」でした。
この言葉の肝は、"楽な方"ではなくて"楽しい方"というところです。楽しいというのは理屈ではなく、心が喜ぶことだと認識しています。
そして、右脳で選ぶのは左脳で選ぶよりも正しい判断である可能性が高いそうです。結果は、笑顔が絶えない賃貸ライフを満喫できました。
昔、高校の先生が教えてくれた「悩んだ時は、しんどい方を選べ」という言葉も好きでした。
この言葉の真意は「人は、放っておけば楽な方へ楽な方へと流れてしまうから、しんどい方を選んだ方が間違いが少ないよ」というものです。
これはある種、真理だと思います。「若い時の苦労は買ってでもしろ」なんていう格言もあるくらいですし。
しかし、時代は変わり、真面目な人ほど損をしたり、ブラック企業で命をすり減らしているような今、楽しい方・心が喜ぶ方を選ぶというのは、大きな指針になるかもしれません。
自分に素直に!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
本当の失敗とは、何もしないことである。
ミスは失敗ではない。
本当の失敗とは、ミスから何も学ばないこと、失敗を恐れて行動しないことである。
きっと、同じようなことを言っている人はいると思いますが、特に誰かの言葉というわけではなく、生きていく中で気付いたことであり、僕の座右の銘です。
一体、いつからだろうかと思います。
自分がしたいことよりも、周りの人たちに良く思われることを重視し出したのは。
自分の弱さを見せないように、ハリボテで覆い隠すことを始めたのは。
よく聞きますよね。
・日本人は自己主張が苦手。
・日本人は空気を読みすぎる。
・日本は恥の文化だから。
子供の頃から刷り込まれてきた「良い子」であることの重要性。
しかし、この「良い子」というのが「大人にとって都合の良い子」という意味だと理解したのは、随分と年を重ねてからでした。
そしてその頃にはすでに、自分のやりたいこともなりたいものも分からなくなっていました。
失敗しないことを1番に考えて生きてきた僕は、何もできない大人になっていました。
それから悩み苦しんだ末に「失敗を恐れて何もしないことが、本当の意味で失い敗れること」だと気づきました。
だから、この言葉を伝えたい。
「本当の失敗とは、失敗を恐れて行動しないことだ」と。
間違えたり、後ろ指さされたって良い!
自分がやりたいと思ったことはやってみよう!
きっと、そこから見えるものがあるはずだ!と。
もし悩んだ時には相談しよう。
あなたには味方がいる。
あなたと同じか、それ以上にあなたを大切だと思う人がいる。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
かの有名な科学者、アインシュタインの名言です。
僕はこの言葉がとても好きです。
理由は、個々の存在や考え方、生き方、そういったものを優しく包み込んでくれるように感じるからです。
世の中には自分の考え方や正義感、その人の思う世間一般の常識を押しつけてくる人が多すぎると思いませんか?
例え何十年も多く生きていようと、例え何かの業界では高名な人であろうと、個人の存在を否定することは絶対にできない!と考えています。
僕は、自分の息子に幸せになってほしいと思っています。
親ならば、子の幸せを願うのは当たり前だと思いますよね。
けれど、実行できている親がどれほどいるでしょうか。
自分が叶えられなかった夢を子どもに託したり、偏差値の高い大学に入って安定した企業に入ることを勧めたり、公務員になることを勧めたり、恋人や結婚相手に口を出したり、、、
親が安心したいだけの価値観の押しつけをしていないでしょうか?
僕は昔勤めていた自衛隊をやめるとき母親に「今やめたら3年以内に死ぬで!」と脅されたことがあります。(この発言の真意を後で聞いてみたところ、母曰く、四柱推命でそのような占いの相が出たからとのことでした)
これはさすがに極端な例かもしれませんが、お節介な押しつけをされた経験は、きっとみなさんにもあるでしょう。
その後、生きたいように生きてきた僕は現在、間違いなく幸せだと断言できます。
定年まで自衛隊にいたとしても、今の幸せが手に入らなかったことは想像に難くありません。
だからこそ息子には、自分の幸せがなんなのかを理解し、それを自分で掴み取ってほしいのです。
そのために必要な情報提供や環境の整備、知識・スキルを身につけることには、父親としての努力を惜しまないとここに約束し、この記事を締めさせていただきます。
初回から熱量高めの記事になりましたが、これからも息子に伝えたい言葉を綴っていきます。
お読みいただきまして、ありがとうございました!