息子に伝えたい言葉を綴るブログ

キャリアコンサルタント&心理カウンセラーの「みきこうた」が、息子に伝えたい言葉を綴るブログです。きっと、あなたにも響くはず。

無財の七施。

この言葉は、仏教の教えにあるものです。

「与えよ、さらば与えられん」とか「先にgiveをするからtakeしてもらえるんだ」というようなニュアンスの言葉は昔からありますが、自分が人に与えられるものが果たしてあるのか?と考えたことはありませんか。

 

そんな心優しいあなたにこそ伝えたい教えが「無財の七施」です。

七施というからには7つあります。

そして"無財"です。お金は不要で、誰にでもできることです。心の持ちようが重要です。

 

和顔施(わがんせ)

笑顔のことです。笑顔というのは、相手に安心感や心地良さを与えます。コストは0で費用対効果は抜群です。

 

眼施(がんせ)

まなざしのことです。相手に優しいまなざしを向けることであり、相手の話をよく聴くということを意味します。誰もが、自分の話を聴いてくれて嫌な気はしないですよね。

 

言辞施(げんじせ)

感謝の言葉のことです。ありがとうという言葉には強い力があります。相手の存在を認め、感謝する気持ちが大切です。

 

心施(しんせ)

真心を尽くすということです。相手のために誠意を尽くすという態度が、相手に力を与えます。

 

身施(しんせ)

すぐに行動するということです。相手のために身体を動かすというのは、思いやりの精神です。

 

⑥座施(ざせ)

席を譲るということです。席に限らず、「どうぞ」と譲れる優しさですね。

 

⑦屋施(おくせ)

宿を貸すということです。今のご時世にそんなシチュエーションはありませんが、人が困っていれば助けてあげるということです。

 

人はこのように、態度や言葉、行動によって、多くのものを与えることができます。

そして、それはきっと大きくなって自分に返ってきます。

笑顔と感謝の心で、あなたの大切な人に接してみてください。

 

お読みいただきまして、ありがとうございました!